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【時事解説】言葉を理解するAI家電の可能性 その2
記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター
スマホの次にブームになると期待されているAI家電。
技術の開発競争において、
世界全体では米国が優勢な状態にあります。
米国内で、もっとも先行しているのがグーグルとアマゾンで、
日本ではLINEが独自で開発を進め、
健闘している状態です。
LINEは自社のメインサービス「LINE」を強みに、
利用者が機器に話しかけた言葉をメッセージとして
相手に送る機能を目玉にしています。
LINEのほかには、ソニーやパナソニックなどが
AI家電の開発に取り組んでいます。
ただ、ソニーとパナソニックは、
言葉を理解する部分に関しては、
グーグルの技術を用いて、
そこに自社独自の技術を加え、
新たな製品を提供しようとしています。
パナソニックは洗濯から
衣服の折り畳みまで自動化した洗濯機の製品を
欧州の家電見本市に参考展示しました。
また、ソニーは独自の顔認識技術を用いて、
コミュニケーションロボットを開発しています。
こちらは家族の顔を判別する機能に特徴があります。
外出先で手持ちのスマホから「家族の様子を教えて」と打ちこむと、
「5分前に○○くん(子どもの名前)を見かけました」
などと、返事を送ってくれます。
AIスピーカーはグーグルやアマゾンが先行していますが、
自社独自の機能を提供することで、
後発企業でもAI家電の分野で十分戦えるといえます。
今後は、家庭での利用だけでなく、
企業からの需要にも期待できます。
既に、一部の企業では活用がはじまっています。
ある小売店は店内の案内にAIスピーカーを用いています。
ほか、会社の受付けなど、
様々な分野での活用が期待できそうです。(了)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
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